プロ野球交流戦の巨人対ロッテ戦が4日、東京ドームで行われ、巨人が三回、歴史的猛打で11点入れるなど、今季チーム最多の23安打、18得点で、スコア18-2と、ロッテに圧勝しました。先発の山崎伊は戸郷、菅野に並ぶチームトップタイの5勝目(1敗)を挙げました。

 2-2の同点で迎えた三回。巨人は先頭のヘルナンデスが左前打、吉川も左前打で続くと岡本和も左前適時打。この時点で打点を28とし、打点トップに並びました。さらに3試合ぶりにスタメン復帰した坂本は第1打席の先制打に続く内野安打を放ち、落合博満にあと1に迫る通算2370安打をマーク。

 その後も立岡が2打席連続適時打、岸田、泉口、山崎伊、丸も続き、無死のまま9者連続安打の1996年7月9日の広島戦に並ぶ球団タイ記録、セ・リーグタイ記録となりました。続くヘルナンデスが三振に倒れ、プロ野球記録の10者連続安打は逃したものの、吉川が投前内野安打、岡本和が左前打、坂本四球の後、立岡が左前打で、イニング球団新記録となる12安打(過去は11安打)を達成。

 これはセ・リーグタイ記録で、続く岸田が併殺に終わり、プロ野球記録の13安打には届かなったが、全て単打の12安打で、この回11点を奪いました。巨人のイニング最多得点は72年6月23日のヤクルト戦の六回に記録した13点でした。

 巨人は七回に2点、八回にも3点加え、一方的な展開となりました。岡本和は5打数4安打4打点の活躍で、31打点はリーグトップに立ちました。

 一方、ロッテの先発投手の小島は、9連続単打を浴びるなど2回0/3で12安打、11失点と大炎上。ロッテは、2日の阪神戦で敗れ、連勝が11でストップしたばかり。このため、この試合は開幕投手の小島で仕切り直しを図ったのだが、大誤算となってしまいました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。