大リーグ公式サイトは22日(日本時間23日)、先発投手のパワーランキングを発表し、ナ・リーグ6位タイの5勝(0敗)を挙げ、両リーグトップの防御率0・84を誇るカブスの今永昇太(30)が1位に入りました。
大リーグ公式サイトの識者が先発投手をランキングしたもので、今永は前回の4位から1位に浮上しました。
その理由を同サイトは「試合を重ねるごとにゼロを連発する今永。メジャーリーグでのキャリアをこれほど良くスタートさせた投手はいない。前回の投票で4位に初登場した今永は今回、1位以外には考えられなかった」と称賛しました。
トップ10は①今永昇太(カブス)②スクバル(タイガース)③スアレス(フィリーズ)④ウィーラー(フィリーズ)⑤グラスノー(ドジャース)⑥セール(ブレーブス)⑦ルーゴ(ロイヤルズ)⑧スキーンズ(パイレーツ)⑨バーンズ(オリオールズ)⑩ホウク(レッドソックス)――となっています。
上位3人までを左腕が占めました。ダルビッシュ有(パドレス)と山本由伸(ドジャース)も投票を集めたが、トップ10には入りませんでした。
今永が先発した試合は8勝1敗なのに対し、今永以外の投手が先発した試合は18勝21敗。9度の先発で合計53回2/3を投げ、失点はわずか7で、自責点は5しか許していません。先発9試合で6試合は自責点ゼロと、ほぼ完ぺきな投球を披露していることが、「今永が投げる試合はカブスは負けない」という「神話」となっています。
ナ・リーグ中地区で、首位ブリュワーズに1・5ゲーム差の2位にいるカブス(22日現在)だが、もし今永がいなかったら、下位に低迷していただけに、チームを支えている存在だといえます。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。