ドジャースの大谷翔平のスイングスピードが132・4㌔だったことがわかりました。打球速度や打球角度、推定飛距離をリアルタイムに計測し、発表するスタットキャスト(ベースボールサーバント)は、新たにスイングスピードの発表を13日(日本時間14日)から始めたためです。
例えば、14日(同15日)のジャイアンツ対ドジャース戦(サンフランシスコ・オラクルパーク)で、大谷が放った右中間上部の通路に飛び込んだ特大弾は、打球速度182・5㌔、打球角度29度、飛距離136㍍というこれまでの発表に加え、新たにス132・4㌔だったと発表されたのです。
MLB全体の平均は115・9キロで、大谷のスイングスピードが群を抜いていることが、ここでも証明されました。
また、13日のジャイアンツ戦で、大谷が一塁走者の時に投手のけん制に誘い出され、二塁に走った際、一塁手の送球がそれてセーフになった場面で、記録上は「大谷の盗塁失敗」になっていたが、これを「大谷の盗塁成功」に変更したと、ドジャースは16日(同17日)発表しました。
この盗塁が今季10個目で、既に12本塁打をマークしているため4年連続6度目の2けた本塁打&2けた盗塁到達となりました。盗塁成功率も、再び「100%」に変更されました。
大谷は2020年を除く5シーズンで2けた盗塁を決めているが、チーム45試合目での「12本塁打、10盗塁」は、これまでの自己最多である21年の「46本塁打、26盗塁」を更新するペースとなっています。
一方、「2けた本塁打、2けた盗塁」は、今季メジャー全体で最速の到達ともなりました。
スイングスピード、本塁打、盗塁と、大谷はスピード、パワー、技術ともメジャートップに位置していることが、改めて証明されました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。