パドレス対ドジャース戦が12日(日本時間13日)、サンディエゴのペトコパークで行われ、パドレスの先発・ダルビッシュ有は3勝目(1敗)をあげて日米通算199勝とし、200勝に王手をかけました。ドジャースの大谷翔平は腰の張りのため、欠場しました。

 ダルビッシュは一回、ベッツを152㌔のフォーシームで二飛、フリーマンを152㌔のツーシームで右飛、スミスも153㌔のツーシームで遊ゴロと三者凡退に抑えたが、これで初回無失点は17戦連続となりました。 

 その裏、パドレスはタティスJr、クロネンワースの連続本塁打で2点を先取。

 ダルビッシュは二回、T・ヘルナンデスをナックルカーブで二飛、マンシーを155㌔のツーシームで遊飛、パヘスをスイーパーで捕ゴロ。三回はK・ヘルナンデスをナックルカーブで空振り三振、ロハスをスライダーで右飛、バーンズを153㌔のツーシームで見逃し三振。四回はベッツをスライダーで右飛、フリーマンをカットボールで空振り三振、スミスもカットボールで右飛。

 パドレスはその裏、一死満塁からアラエスの一ゴロの間に1点追加。

 ダルビッシュは五回、T・ヘルナンデスを152㌔のフォーシームで空振り三振、マンシーを154㌔のフォーシームで右飛。ここまでパーフェクトに抑えていたダルビッシュだったが、パヘスにフルカウントから153㌔のフォーシームが外れて四球を与え、初の走者。さらにK・ヘルナンデスに153㌔のフォーシームを右前打されて初安打も許したが、ロハスをスイーパーで中飛に仕留め、勝利投手の権利を得ました。

 パドレスはその裏、ボガーツの本塁打で1点追加。

 ダルビッシュは六回、バーンズを149㌔のフォーシームで左飛、ベッツに153㌔のツーシームを左中間二塁打されたが、フリーマンをカットボールで中飛、スミスを153㌔のフォーシームで空振りの三振。七回はT・ヘルナンデスを150㌔のフォーシームで三ゴロ、マンシーをカーブで空振りの三振、パヘスを143㌔のツーシームでも空振り三振に仕留め、投球数が101球になったところで降板しました。結局、7回2安打7三振1四球無失点の上々の内容でした。試合は4-0でパドレスの完封勝利。

 ダルビッシュは「真っすぐが走っていたので、それを中心に投げることが出来た。なるべく早く200勝は達成して気を楽にしたい」と、次の登板での200勝を目指すと明言しました。

 2005年に日本ハムに入団したダルビッシュは、今年でプロ20年目。この日の投球の主体は真っすぐだったが、20年目のベテランが直球中心に投げることが出来るのは、驚異的なことだと感じました。

 大谷は、前日の試合前から腰に違和感があり、大事をとって欠場したため「ダルビッシュ対大谷」は実現しませんでした。ロバーツ監督は、次の試合には先発出場する見込みだと明言しました。    

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。