ドジャース対ブレーブスの第3戦は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースが大谷翔平の2本塁打を含む4打数4安打、3打点の活躍でブレーブスに5-1で勝ち、スイープ(3連戦3連勝)に成功しました。大谷は10号本塁打で、ブレーブスのオズナと並び本塁打争いトップタイ。打率3割6分4厘も首位に立ちました。
ドジャースは一回、無死一塁から大谷が打席に立ちました。カウント1-2から初対戦の左腕フリードがこの試合初めて投げたカーブに対し、身体をよくため、ボールを引き付けてフルスイング。打球速度167・9キロ、飛距離125・6メートルの打球はバックスクリーンに飛び込み、メジャー通算180本目の9号2ラン。この時点でリーグトップのオズナに並びました。
大谷はさらに三回に左前打、六回は中前打と、好調な打撃は続きました。
一方、オズナは七回、右翼席に10号ソロ本塁打を放ち、再びリーグトップに立ちました。
すると大谷は八回、先頭打者として打席に立つと、この回から代わった左腕ミンターの真ん中150㌔の直球をジャストミート。打球速度178㌔、飛距離141・4メートルの今季最長、キャリア3番目の特大飛球が中堅中段に達しました。これでナ・リーグだけでなく、ヘンダーソン(オリオールズ)、トラウト(エンゼルス=左ひざ手術で離脱)に並ぶ両リーグトップに立ちました。大谷の4安打は今季初。
大谷は試合後「振るべきボールを振れており、しっかり距離が出るというのは状態がいいと思う」と自身の打撃を振り返り、強豪ブレーブスとの3連戦を3連勝したことについては「強いチームに対してこういう野球ができているというのは、自信を持っていいと思う」。
今季は前日までの8本の本塁打のうち、6本が右翼方向だったが、この日は2本ともセンター方向の当たりでした。昨季、6月に月間15本打った時もセンター方向中心の本塁打が多く、絶好調時の打撃に近付いている感じがしました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。