メッツ対カブスが1日(日本時間2日)、ニューヨークのシティ・フィールドで行われ、カブスの先発・今永昇太は7回無失点の好投で1-0の投手戦の勝利投手となりました。これで6登板で5勝無敗、防御率0・78と、勝利数、防護率ともナ・リーグトップに立ちました。
メジャー移籍1年目で初めて中4日で先発した今永。初回は先頭のテーラーを中直に打ち取ると、続く通算1500安打のマルテからは内角の146・9キロの直球で空振りの三振。通算220本塁打のリンドアもこの試合最速の150・3キロの速球で遊飛に打ち取るいいスタートを切りました。
二回は200本塁打のアロンソを外角低めのスプリットで空振り三振。マルティネスには四球を与え、一昨年首位打者のマクニールにも右前打を浴びて一、二塁のピンチを背負うと、ベーダーを注文通りに遊ゴロ併殺打に打ち取りました。
三回は二死から内野安打と二盗を許したが、マルテを投ゴロ。四回は三者凡退に仕留めると、五回表にクルーアームストロングの右犠飛で先取点をもらい、1-0とリードしました。
勝利投手の権利がかかった五回は、先頭のマクニールに中前打を許したが、後続を抑え、六回は2三振を奪うなど8球で三者凡退。七回もアロンソを投ゴロ、マルティネスを空振りの三振、2安打を打たれていたマクニールを中直に打ち取り、7回、投球数87、3安打、7三振、1四球、無失点で後続を託しました。
これで今永は開幕から無傷の5連勝となったが、これは2002年のドジャース・石井一久、14年のヤンキース・田中将大に続き、日本選手3人目の記録です。
また、この日、今永以外にも背番号「18」のタイガース・前田健太、ドジャースの「18」を背負う山本由伸が勝利を飾り、史上初めて日本人先発投手3人が、同日勝利を挙げました。しかも3投手とも背番号「18」を付けて――。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。