ドジャースの大谷翔平は大リーグ7年目で、プレーした球場は29か所で、あとはパイレーツのPNCパークだけ。6月5-7日に同球場試合があるため、今季中に全30球団の本拠地球場を「制覇」する予定です。
一方、まだ本塁打を打ってない球場は8か所あり、29日(日本時間30日)対戦したダイヤモンドバックスのアリゾナ州フェニックスのチェースフィールドも、前年まで8打数4安打だが、まだ本塁打のない球場です。さて、結果は――。
ドジャースは一回、一死走者なしで「2番、DH」の大谷に第1打席が回り、フルカウントから左腕ヘンリーの7球目の外角低めのカーブに対し、2試合ぶりの安打となる中前打を放ちました。
ダイヤモンドバックスはその裏、一死二、三塁からウォーカーの中犠飛で1点先制しました。
ドジャースは二回、無死一、二塁からK・ヘルナンデスの左翼への適時二塁打、パヘスの中犠飛で逆転。さらに一死満塁で大谷に第2打席が回ってきたが、二ゴロ併殺打に打ち取られました。
ドジャースは五回、一死走者なしで大谷に第3打席が回り、この回リリーフしたサールフランクから四球。さらに連続四球の満塁からT・ヘルナンデスの右中間2点二塁打、二死満塁からのパヘスの左翼線2点二塁打で6-1と、5点のリードを奪いました。
ダイヤモンドバックスはその裏、一死満塁からスアレスの左翼適時打、暴投、グリチェクの中犠飛で3点返しました。
ドジャースは六回、先頭の大谷が遊ゴロ。一死後にスミスの中越えソロ本塁打でリードを3点に広げ、八回には無死一、二塁から大谷に第5打席が回り、左前適時打で1点追加しました。大谷のマルチ安打は5試合ぶり。
試合はドジャースが8-4で勝ち、大谷は4打数2安打1打点で、打率は3割4分1厘に上がりました。
しかし、大谷のチェースフィールドでの初本塁打は持ち越しとなりました。同球場を含め、まだ大谷の本塁打がない8球場は以下の通りです。
①フィリーズ=シチズンズ・バンク・パーク②メッツ=シティ・フィールド③マーリンズ=ローンデボ・パーク④レッズ=グレート・アメリカン・ボール・パーク⑤カージナルス=ブッシュ・スタジアム⑥ジャイアンツ=オラクル・パーク⑦パオレーツ=PNCパーク⑧ダイヤモンドバックス=チェースフィールド
この8球場でドジャース戦があるときは、大谷の「球場初本塁打」にも注目していきたいと思います。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。