ブルージェイズ対ドジャース戦が27日(日本時間28日)、トロントのロジャース・センターで行われました。ブルージェイズの先発は菊池雄星で、「2番、DH」の大谷翔平との花巻東高校(岩手)先輩、後輩の対戦に注目が集ったが、大谷が自己最速の打球速度でタイムリーを放つなど、大谷が勝りました。

 ドジャースは一回、ベッツの三塁打の後、大谷に第1打席が回り、痛烈な二ゴロ。続くフリーマンの左犠飛で1点先取。さらにスミスは左翼線二塁打、T・ヘルナンデスは二ゴロに終わりました。

 ドジャースは二回、K・ヘルナンデスが右前打、パヘズが左前打、ロハスの右飛で一死一、三塁からテイラーの中前適時打で1点追加。さらにベッツ右飛の二死一、三塁から大谷に第2打席が回り、菊池の今季最速の158㌔の内角速球をたたくと、大谷の自己最速の打球速度191・8㌔の強烈な右前適時打で1点追加。フリーマンは空振りの三振に倒れました。

 ドジャースは三回、スミスが右飛、T・ヘルナンデスが中前打、K・ヘルナンデスが三ゴロ、パヘズは右飛。

 ドジャースは四回、ロハスが左中間二塁打、テイラー三塁バントで一死三塁からベッツの中前適時打で1点追加。ここで大谷が第3打席に立ったが、空振りの三振。フリーマンは二ゴロ。

 ドジャースは五回、スミスが左飛、T・ヘルナンデスが三ゴロ、K・ヘルナンデスは右飛。

 ドジャースは六回、パヘズが右飛、ロハスが三ゴロ、テイラーは空振りの三振に倒れました。

 菊池はこの回で降板。投球内容は6回を投げて投球数91、9安打、3三振、4失点。防御率は2・94。今季好調だった菊池だが、好調なドジャース打線相手にフリーマン以外の8人に安打を打たれました。対大谷は3打数1安打1打点だったが、大谷が自己最速の打球で菊池の今季最速の速球を打ち砕き、大谷に軍配は上がりました。通算では23打数7安打、7三振、3本塁打で打率3割4厘。

 ドジャースは七回、代わった左腕カブレーラから一死走者なしで大谷の第4打席が回り、二塁失策で出塁。続くフリーマンは中前打で、先発全員安打となりました。

 ブルージェイズは七回、無死一塁からシュナイダーの左中間二塁打で1点返しました。ドジャースの先発グラスノーは、ここで降板。代わったケリーが後続を抑えました。

 ドジャースは九回、一死二塁から大谷は大きな左飛終わりました。この日は5打数1安打1打点で打率は3割4分7厘。

 ブルージェイズはその裏、二死二塁からビジオの右前適時打で1点返したが反撃もここまででした。

 試合はドジャースが4-2で勝ち、6連勝。ブルージェイズは5連敗で、菊池は2敗目(2勝)。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。