ドジャース対メッツ戦が21日(日本時間22日)、ドジャースタジアムで行われ、「2番、DH」で出場の大谷翔平は松井秀喜に並んでいた日本選手最多の175本塁打を更新する176本目の2ランを放ちました。
ドジャースは一回、一死一塁から大谷に第1打席が回り、カウント1-2から右腕ハウザーの5球目のスライダーを空振りの三振に仕留められました。
ドジャースは三回、一死一塁から第2打席が回り、1ストライクからの2球目のスライダーをジャストミート、打球速度177㌔、飛距離128・9㍍の打球は右翼席中段に飛び込みました。本塁打は8試合、38打席ぶりで、7試合連続安打を記録しました。ドジャースはこのカード3戦目で初の先取点を入れました。
大リーグで10年間プレーした松井は1236試合に出場して5066打席で175本だったのに対し、7年目の大谷は打者として725試合目、2979打席目で176本に到達しました。
ドジャースは五回、無死一、二塁からベッツの中前適時打で1点加えました。さらに一、二塁で打席に立った大谷は投手強襲安打を打ち、得点圏で22打数3安打となりました。さらに無死満塁からフリーマンの右越え2点二塁打、スミスの左越え2点二塁打、パヘスの中越え3ランで、この回計8点加え、10-0としました。
ドジャースは六回、一死走者なしで大谷に第4打席が回り、四球。
試合はドジャースが10-0で快勝し、先発グラスノーは、8回を101球、7安打、10三振、無四球、無失点の好投で4勝目。大谷は3打数2安打2打点、1四球、1本塁打で打率は3割6分8厘に上昇し、打率リーグトップに立ちました。
大谷は「(176本塁打について)早く打ちたいなと思っていた。(爆発した打線について)今日をきっかけに、いい流れになると思う。何より、グラスノーの投球がよかった」と、会心の笑みを浮かべていました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。