ドジャース対パドレスが12日(日本時間13日)、ドジャースタジアムで行われ、「2番、DH」で出場したドジャースの大谷翔平は、松井秀喜に並ぶメジャー通算175本塁打、日米通算1000安打を達成しました。

 大谷は一回、一死走者なしで、カウント1-0から右腕キングの直球をたたくと、打球速度172・6㌔、飛距離122㍍の打球が左中間席に飛び込む今季4号ソロ本塁打。これで、松井秀喜に並ぶ通算175号の日本選手最多本塁打をマークしました。

 大谷は三回二死走者なしで第2打席が回り、カウント1-1から直球を芯で捉えたが、中堅手にダイビングキャッチされる中飛に終わりました。

 大谷は五回、先頭打者として第3打席に立ち、カウント1-2から外角スライダーを打って遊撃後方、左翼線にポトリと落ちるラッキーな二塁打となり、これで日米通算1000安打を達成しました。

 七回の第4打席は、この回の頭から登板した松井裕樹と対戦。カウント2-1から真ん中のスプリットをジャストミートし、右翼線への痛烈な二塁打。大谷は今季10本目の二塁打で1001安打目をマークしました。同点の九回は、一死走者なしから第5打席が回り、左腕カズグローブと対戦。カウント0-1から内角シンカーを打って中飛に倒れました。

 この試合の大谷は5打数3安打1打点、1本塁打で打率は3割5分3厘に上昇しました。

 ドジャースの先発・山本由伸は、一回にマチャードに2ラン、二回は金河成にソロを浴びました。結局5回投げて投球数91、4安打6三振1四球の3失点。打線の援護で7-3と4点リードで勝利投手の権利を得て降板しました。しかし、リリーフ投手が六回に1点、七回に3点失い、同点となったために2勝目はなりませんでした。

 パドレスの松井裕樹は、七回に3番手で登板、1回を投球数15、1安打、2三振、1四球の無失点で、登板を終えました。

 試合は、パドレスが延長十一回、二死二塁からメリルの左前打適時打で1点勝ち越しました。ドジャースはその裏、二死三塁でベッツが中飛に倒れ、パドレスが接戦を制しました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。