ツインズ対ドジャースの第2試合が9日(日本時間10日)、ミネソタで行われ、松井秀喜の持つ日本選手メジャー最多本塁打記録175本にあと1本に迫っているドジャースの大谷翔平は「2番、DH」で出場しました。

 ドジャースは一回、先頭のベッツ四球の後、大谷は第1打席でカウント1-2から右腕バーランドの外角カットボールを見逃しの三振に倒れました。三回は二死走者なしで大谷の第2打席が回り、三振となったカットボールを、今度はジャストミート、打球速度183・4㌔の痛烈な当たりで右翼フェンスに達する二塁打としました。

 ドジャースは四回、一死一、二塁からアウトマンの中越え3ランで先制。五回は無死一塁から大谷に第3打席に回ったが、左飛。しかし、フリーマン中前打の後、スミスが右越え3ランを放ち、リードを6点に広げました。バーランドは、五回終了時点で降板。

 大谷は六回、二死一、二塁で第4打席が回り、代わったサンズから空振りの三振に倒れました。ドジャースの先発・グラスナウは7回投げ投球数88、3安打、毎回の14三振、無四球、無失点の好投を披露、勝利投手の権利を得て降板しました。

 ドジャースは八回、二死満塁で大谷に第5打席が回ったが、3番手の右腕スチュワートのカットボールに詰まって二ゴロに終わりました。

 ツインズはその裏、ジェファーズのソロ本塁打で1点返しました。さらにツインズは九回、コレア、キリコフの連続本塁打で2点返したが、反撃もここまででした。

 試合はドジャースが6-3で勝ち、今季10勝目(4敗)を挙げました。大谷は5打数1安打で打率3割3分3厘。メジャー通算175本目はお預けとなりました。また連続試合マルチ安打も5試合で止まりました。 

 ドジャースの6点は、ベッツ、大谷、フリーマンの「MVPトリオ」以外の選手の打点だったが、逆にドジャース打線の底力が感じられました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。