ツインズ対ドジャース戦が8日(日本時間9日)、ミネソタで行われ、ドジャースの大谷翔平は「2番、DH」で出場しました。

 ドジャースの1-3番は、開幕から13試合連続で「ベッツ、大谷、フリーマン」の「MVPトリオ」を不動で組んでいます。過去12試合はいずれも初回に「三者凡退」がなかったが、この試合もベッツが四球を選び、記録を13試合に伸ばしました。

 そして、無死一塁の場面で大谷は右腕オーバーの外角の直球をジャストミート、打球はライナーで中越えの二塁打で二、三塁と好機を広げました。続くフリーマンの中犠飛でドジャースは1点先取。

 大谷は三回、二死走者なしで第2打席が回り、内角高めのカットボールに詰まって中飛に倒れました。その裏、ツインズは一死一塁からマーゴーの左中間2ランで2-1と逆転しました。

 ツインズは六回、大谷、フリーマンと左の強打者が続くことから、オーバーに代えて左腕オーカートを投入。しかし、大谷は初球のシンカーを左翼線二塁打、これで5試合連続マルチ安打。さらにフリーマンの右前打で一、三塁と好機が広がり、スミスの右前適時打でドジャースが同点に追い着きました。

 ドジャースは七回、先頭のアウトマンがこの回代わった右腕ジャクソンから右越え本塁打を放ち、3-2と勝ち越しました。さらに二死後、大谷が真ん中のスライダーを捉え、左中間3号ソロ本塁打で加点。これでメジャー通算本塁打が174本となり、日本人選手トップの松井秀喜の175本にあと1本と迫りました。

 大谷は九回、一死一塁で左腕ファンダーバークから見逃しの三振。この試合は5打数3安打1打点、2二塁打、1本塁打で打率は3割4分5厘に上がりました。特に最近5試合は22打数11安打の打率5割、3本塁打と絶好調です。

 試合はドジャースが4-2で勝ち、9勝4敗でア・リーグ西地区の首位を独走しています。大谷の打撃上昇とともに、ドジャースの快走はさらに続く勢いです。 

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。