カブス対ドジャース戦第3試合が7日(日本時間8日)、シカゴ・リグレーフィールドで雨の中行われ、カブスの先発に今永昇太、「2番、右翼」で鈴木誠也、ドジャースの「2番、DH」で大谷翔平が出場しました。

 一回一死後、日米通じて初の「今永対大谷」は、フルカウントから外角高めの速球を大谷が空振り三振、今永に軍配が上がりました。その裏、無死一塁で打席に立った鈴木はカウント1-2から外角チェンジアップを空振りの三振。しかし、カブスは二死満塁からブッシュの左中間二塁打で3点先制しました。

 今永は二回、左前打、三振、三振、遊飛で無失点。その裏、鈴木は一死一、三塁で第2打席が回り、いい当たりの左犠飛で1打点。今永は三回、遊ゴロ、左直の後、大谷と2度目の対戦となったが、三邪飛に打ち取りました。

 カブスはその裏、二死二塁からトークマンの左越え二塁打で1点追加。今永は四回、左飛、三邪飛、遊ゴロで、2イニング連続三者凡退に仕留めました。鈴木はその裏無死二塁からの第3打席で死球。この後一死二、三塁から三塁失策でカブスは1点追加。ここで雨が激しくなり、試合は中断。

 2時間51分の中断後の、四回裏、カブスの一死一、三塁の場面で試合は再開。カブスは三塁ゴロ併殺崩れの間に1点加え、7-0とリード。

 今永は長時間の中断のため降板。4回投げて投球数43、2安打、3三振、無四球、無失点の好投を披露。これで2勝目こそ逃したが、2試合10回で4安打、12三振、無四球、無失点。大谷にも2打数0安打1三振と、投げ勝ちました。

 六回二死走者なしから第3打席に立った大谷は、初球の甘いカーブをフルスイング、打球は右中間を破る今季初の三塁打となりました。その裏、鈴木の第4打席は三振に終わったが、ベリンジャーの本塁打でカブスが1点追加。大谷は八回、二死一塁から156㌔の内角直球を捉え、中越え適時二塁打、これで4試合連続マルチ安打となり、打率は3割2分に上がりました。鈴木はその裏、二飛に終わり、打率は2割8分6厘となりました。

 試合は8-1でカブスが大勝し、今永は「(2勝目は逃したが)チームが勝ったから良かった。辛抱強く投げたが、真っすぐが良かった。雨は気にしないようにしていた。大谷はたまたま抑えられたが、一歩間違えばホームランになるので、たまたま抑えられて良かった」と振り返りました。

 今永、鈴木、大谷とも結果を残した試合でした。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。