ともに4連勝と好調同士のカブス対ドジャースが5日(日本時間6日)、シカゴ・リグレーフィールドで行われ、ドジャースの大谷翔平は「2番、DH」、カブスの鈴木誠也は「2番、右翼」で、ともに先発出場しました。

 大谷はリグレーフィールドは初めて訪れる球場だが、これでまだプレーしていないのはピッツバーグ(パイレーツ)とワシントン(ナショナルズ)の2球場だけとなりました。その初の打席は一回一死で迎え、カウント1-1で右腕ヘンドリックスの外角低めのシンカーを逆らわず左中間へ二塁打、二死後、先制の本塁を踏みました。

 鈴木はその裏、一死から右腕ミラーの外角低めのスライダーを空振りの三振。第2打席は二回二死二、三塁の好機にフルカウントから右越え2点二塁打を放ち、5試合連続安打を記録。この得点が5点目で、ミラーを降板させました。

 大谷の第2打席は三回、この回先頭打者だったが、一ゴロに終わりました。鈴木の第3打席は四回一死無走者で四球。

 大谷の第3打席は五回無死一塁で初球の真ん中低めのチェンジアップを振り抜くと、打球速度169㌔、飛距離115・5㍍の打球は鈴木の頭上を越える2試合連続の2号2ランとなりました。これでメジャー通算173本塁打となり、松井秀喜の175本にあと2本と迫りました。

 鈴木の第4打席は六回一死三塁で右犠飛を放ち、9点目を入れました。大谷の第4打席は七回無死走者なしで中飛、第5打席も八回二死一塁で2打席連続中飛に倒れました。

 結局大谷は5打数2安打2打点で打率は2割8分6厘、鈴木は2打数1安打3打点で打率は3割4分5厘となりました。

 試合はカブスが9-7と打ち勝ち、5連勝。ドジャーズは連勝が4で止まりました。 

 試合前の練習中には、ドジャースの山本由伸、カブスの今永昇太のメジャー1年目の両投手が談笑。山本は6日、今永は7日に先発する予定です。大谷、鈴木とも打撃は好調で、「山本対鈴木」、「今永対大谷」の対戦が注目されます。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。