韓国で開幕戦を終えたドジャースとパドレス以外の大リーグのチームは、29日(日本時間30日)の開幕戦を控えて開幕メンバーの選別の最終段階に入りました。

 その中で、オリオールズからメッツに移籍した藤浪晋太郎投手(29)は、オープン戦5試合の登板で0勝1敗2ホールド、防御率12・27の不成績で、カルロス・メンドーサ監督はマイナーに降格させると明かしました。

 レイズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加していた上沢直之投手(30)は、球団から開幕ロースターから外れることを通告されました。上沢はオープン戦4試合に登板し、0勝1敗、防御率13・03の内容でした。

 ジャイアンツは、マイナー契約を結んでいた筒香嘉智内野手(32)を21日付けで自由契約にしました。筒香はオープン戦6試合の出場で打率1割、0本塁打、2打点でした。

 一方、カブスの鈴木誠也外野手(29)は22日のジャイアンツとのオープン戦で、4号満塁本塁打を含む4打数2安打4打点の活躍。オープン戦通算でも打率4割6分9厘の好調さを維持しています。

 レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は、19日までオープン戦通算16打数1安打と苦しんでいたが、21日のオリオールズ戦で左翼フェンス直撃の二塁打を放つなど、復調の気配を見せました。

 23日行われたブルージェイズ対タイガース戦では、ブルージェイズは菊池雄星投手(32)、タイガースは前田健太投手(35)が先発したが、ともに打ち込まれる内容でした。菊池は3回1/3で83球投げて3本塁打を浴びるなど6安打8失点で、オープン戦通算防御率は16・43。前田は3回2/3で90球投げて10安打6失点で、オープン戦通算防御率は5・82となりました。

 DeNAからカブスに移籍した今永昇太投手(30)は20日行われたジャイアンツ傘下1Aとの練習試合に登板し、88球投げて5回1/3で1失点、13奪三振の好投を披露しました。

 メッツの千賀滉大投手(31)は右肩を痛め、5月以降での戦列復帰が見込まれています。

 日本人メジャーは明暗を見せているが、本格的に始まる29日以降、どんなプレーを見せるか、楽しみが募ります。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。