米大リーグのオープン戦ドジャース対ホワイトソックス戦が6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールでで行われ、ドジャースの大谷翔平は「2番、DH」、山本由伸は先発投手として出場しました。2人が同一試合に出場するのは初めてのことです。

 大谷は一回無死二塁の第1打席で、フルカウントから右腕コペックの内角直球に詰まりながらも遊撃内野安打を放ち、無死一、三塁と好機を広げ、続くフリーマンの左犠飛で、1点先取。

 二回は二死一、二塁で、カウント1-2からコペックの内角直球を中前に適時打を放ち、さらに移籍後初の盗塁も決めました。四回は二死一、二塁から右腕トゥーサントから四球を選び、続くフリーマンが満塁本塁打を放ちました。

 大谷は2打数2安打1四球1打点。オープン戦通算では12打数7安打6打点1本塁打で打率5割8分3厘に上げました。

 山本は立ち上がりから制球、球威とも今一つで、一回は右前打と2四球の一死満塁から中犠飛と2本の適時内野安打で3点失いました。二回は四球の後、連続三振と右飛で無失点に抑えたが、三回は安打、三振、安打の後、三塁強襲の適時2点二塁打を許しました。

 山本は3回58球で3四球を含む6安打5失点と乱れたが、打線の援護で敗戦投手とはなりませんでした。

 大谷は前日の古巣・エンゼルスとのオープン戦では無安打に終わり、山本は初先発の試合は好投だったが2試合目は打たれるなど、好不調の波は当然のように訪れます。2人とも故障だけには細心の注意を払い、開幕に向けて調整していくことが望まれます。特に山本は開幕までにあと1試合しか登板の予定がなく、どう修正していくか、注目されます。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。