ハラスメント問題で楽天を退団した安楽智大投手(27)が5日、メキシカンリーグのメキシコシティー・レッドデビルズと契約したことを明らかにしました。

 安楽は昨年11月、楽天による調査の結果、同僚選手へのハラスメント行為が事実と認定され、自由契約となりました。安楽は代理人を務める弁護士を通じ、「私の行動が誤っていたこと、認識が甘かったことを痛感しています。もう一度真摯に野球と向き合い、また応援していただけるよう、全力で精進してまいります」とのコメントを出しました。

 済美高校(愛媛)時代は、2013年の選抜甲子園で準優勝。ドラフト1位で楽天に入団後は先発、中継ぎ、抑えでフル回転し、通算18勝21敗3セーブ、50H、63HPをマークしました。

 山川穂高内野手(32)も、西武時代は3度の本塁打王に輝き、昨年のWBC世界一メーンバーになったが、強制性交等の容疑で警視庁から東京地検に書類送検され、不起訴処分とはなったものの、球団から公式戦無期限出場停止処分となりました。その後、国内FA権を取得してソフトバンクに入団しました。

 2選手とも、不祥事を起こしたのは事実。今後は、真摯に野球に向かい、好成績で汚名返上するしかありません。また、野球以外でも社会貢献など、名誉回復に努めていくしかないことを肝に銘じて人生を歩んでいくことが求められます。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。