米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(20)は12日(日本時間13日)、アリゾナ州グレンデールでの春季キャンプで、昨年9月に受けた右肘手術後初めて屋外でのフリー打撃を行いました。最長140㍍の特大弾を放つなど21スイングで10本のさく越えと、快音を連発しました。
161日ぶりとなった大谷の屋外打撃練習の様子は、ドジャース公式SNSやMLB公式SNSなどで大々的に報じられました。ドジャースSNSでは、投手側、捕手側と珍しいアングルからの迫力満点の打撃練習動画が公開されました。
打撃ケージ内の右打席後方などにカメラを設置。大谷が奏でるすさまじい打球音や息遣いも録音されており、打球はアリゾナの青い空へ吸い込まれるように飛んでいき、消えていくように映りました。
大谷の打撃投手を務めたのは、元マイナーの選手で、ビデオコーディネーターのJT・ワトキンス氏。大谷が水原一平通訳へストライク、ボールの確認を依頼すると、ワトキンス氏は「全部ストライクだよ」と言い、これには大谷も大爆笑するなど、楽しみながらフリー打撃を行っていました。
最高の打球速度も109㍄(約175・4㌔)に達し、大谷は「90%くらいの力加減」と振り返ったが、ドジャースでの初の屋外フリー打撃は、報道陣にも強烈なインパクトを残したようです。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。