米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)が3日(日本時間4日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた「ファンフェスタ」に参加。昨年9月に行った右肘手術からのリハビリの現状について「打撃でスイングの力はほぼ100%になっている。その動作で制限はない」と明かしました。またロバーツ監督は打順について「3番・DH]を明言しました。
2018年10月に右肘手術を受けた際には、19年5月7日からの出場だったが、昨年9月の手術からの回復具合については「予定通りに来ている。開幕に間に合う手応えがある」と語りました。既にティー、トス打撃は行っており、キャンプでマシン打撃開始の予定。19年はティー打撃が2月22日、フリー打撃は3月下旬開始だったことを考えると、十分開幕に間に合うペースのようです。
ロバーツ監督も大谷の開幕戦出場について「今の状態を見れば大丈夫だと思う」と前向きな発言。さらにMVPトリオの打順について「1番ベッツ、2番フリーマン、3番大谷」と並べることを宣言しました。
一方、大谷は投手についての回復ぶりも明らかにしました。9日からスタートするバッテリー組のキャンプでキャッチボールを始める予定だそうです。前回の手術では、投手として先発ローテーションを守るようになるまで、約2年半を擁しました。「リハビリは1回目の手術よりもスムーズには来ているという印象はある」と強調しました。
大谷やロバーツ監督の発言は、トークショーの中で語られたものだが、司会者から青のユニホームのファンで埋まった様子を見てどう思うか尋ねられると「エンゼルス時代の赤とは真逆なので、ようやくドジャースに来たと実感している。ドジャースの一員になったと感じている」と話しました。
そして最後に「ワールドシリーズの優勝だけを目指しているので、ファンの皆さんと一緒に戦えたら最高です」とファンに向けて語り掛けると、会場は大きな歓声と拍手に包まれました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。