米ラスベガスのスポーツ賭博会社「シーザーズ・スポーツブック」が、2024年シーズンのメジャー30球団の勝利数を予想したところ、大谷翔平選手(29)、山本由伸投手(25)を獲得したドジャースが103・5勝でトップとなりました。

 ドジャースは昨季、100勝62敗でナ・リーグ西地区を制しました。勝利数100以上は、104勝のナ・リーグ東地区のブレーブス、101勝のア・リーグ東地区のオリオールズの3球団だけでした。

 20年以来のワールドチャンピオンを目指すドジャースは、日本人2選手以外にも、メジャー通算159本塁打のスラッガー、テオスカー・ヘルナンデス外野手(31)や昨季10勝7敗、防御率3・53のタイラー・グラスノー投手(30)らを補強するなど戦力アップに努めたことが、勝利数予想トップになった理由のようです。

 大リーグ30チームの勝利数予想ランキングは以下の通りです。

 ①ドジャース103・5勝②ブレーブス102勝③ヤンキース91・5勝④オリオールズ90勝⑤フィリーズ89・5勝⑤レンジャーズ89・5勝⑦アストロズ89勝⑧ブルージェイズ87勝⑨マリナーズ86・5勝⑩ダイヤモンドバックス85・5勝⑩カブス85・5勝⑫カージナルス85勝⑬ツインズ84・5勝⑭メッツ83・5勝⑭レイズ83・5勝⑯レッズ82・5勝⑰ジャイアンツ81・5勝⑰パドレス81・5勝⑲レッドソックス80勝⑳ブルワーズ79勝㉑タイガース78・5勝㉒マーリンズ78勝㉓ガーディアンズ75・5勝㉔パイレーツ74・5勝㉕ロイヤルズ72勝㉖エンゼルス71勝㉗ナショナルズ68勝㉘ホワイトソックス63・5勝㉙ロッキーズ62・5勝㉚アスレチックス55勝

 野球の予想というと、評論家にしろ、素人にしろ、「当たらない」というのがほとんどだが、「お金」に絡む予想は真剣さが異なるだけに、ぐっと「当たる」率が高まるのが通例だと言えます。それだけに、この予想による「ドジャース優勝」は「当確」と言えるでしょう。また、シーズン後に、予想数と、実際の勝利数を比較してみるのも面白いと思います。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。