米大リーグ・ドジャースに移籍した大谷翔平が、新本拠地球場のドジャースタジアムで自主トレする姿を6日(日本時間7日)、米メディア「ドジャース・ネーション」の公式X(旧ツイッター)が公開しました。

 1分7秒間の動画では、大谷が半そで、短パンのドジャーブルーの練習着姿で、スタジアムのレフトフィールド付近でダッシュするなどのトレーニング風景が流されていました。

 昨年9月に受けた右肘靭帯損傷の手術の回復ぶりも注目されたが、この日公開された映像には右肘にサポーターや固定器具などを付けておらず、順調な様子も垣間見ることができました。

 練習風景だけでなく、別の投稿では、スタジアムを見学中の日本人女性が大谷らと偶然遭遇した際に撮影したとみられる17秒間の動画もアップされていました。

 それにしても、1月初旬のこの時期に、半そで、短パン姿で屋外練習できる環境。ロサンゼルスの冬は短く、最低平均気温は15度程度と、春のような陽気です。特に日中の日差しは強く、トレーニング施設の整ったドジャースタジアムでの自主トレは、手術からの回復を図っている大谷にとって、最高の場所のようです。

 大谷はこれまでのシーズンオフでは、毎年11月中には帰国して、都内のトレーニング施設で練習していたが、今オフは練習環境が整ったロサンゼルスに残って練習、リハビリするのが最善策と考えたようです。

 もっとも、帰国しない理由については、一緒に生活して3か月ほどの愛犬「デコピン」の存在もあるのかもしれません。愛犬を連れての帰国となると、マイクロチップの装着や狂犬病の予防接種、動物検疫所への届け出など、多くの手続きが必要になるうえ、長時間のフライトや日本での生活の変化なども考慮しているようです。

 新天地でのトレーニングと新家族との触れ合いで、大谷の新年は始まりました…………。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。