巨人の阿部慎之助監督が16日、今季主将を務めた岡本和真を、来季も続投させる方針を明らかにしました。プロ野球で最も歴史のある巨人だが、主将制度を確立したのも巨人が最初。そんな巨人の歴代主将名と、印象的な活躍を残した選手をまとめました。
①二出川延明(1935年)=引退後に審判となり、「俺がルールブックだ」の名言を残しました。②田部武雄(36年)③津田四郎(36年)④水原茂(37年)⑤中島治康(42年)
⑥沢村栄治(43年)=MLB選抜に9回1失点の好投を見せ、NPB最初の最多勝・MVPを獲得。シーズン防御率0点台や史上初の投手5冠、ノーヒットノーランなどを達成。⑦藤本英雄(44年)
⑧千葉茂(46~50年)=二塁手として合計7度のセ・リーグベストナインを受賞。「猛牛」のニックネームで知られ、近鉄の監督就任の際は、「猛牛」にちなんで、チーム名も「近鉄バッファローズ」に改名されました。⑨中尾碩志(51~57年)
⑩川上哲治(58年)=「打撃の神様」と呼ばれ、史上初の2000本安打を達成。巨人監督では、9年連続リーグ優勝、日本一の「V9」を達成。⑪広岡達朗(59~60年)⑫藤尾茂(61年)
⑬長嶋茂雄(71年)=通算打率3割5厘、444本塁打、1522打点、190盗塁を記録し。「ミスタージャイアンツ」、「ミスタープロ野球」と呼ばれました。巨人監督にも2度就任し、5度のリーグ優勝、2度の日本一を達成。
⑭王貞治(72~75年)=一本足打法で868本塁打を達成して「世界のホームラン王」と呼ばれ、史上3人目の3冠王を達成。巨人やダイエー、ソフトバンクの監督を歴任し、第1回WBC日本代表優勝監督となりました。⑮柴田勲(76年)⑯吉村禎章(98年)⑰小久保裕紀(2006年)
⑱阿部慎之助(07~14年)=「巨人史上最強の捕手」と言われ、2132安打、406本塁打を達成。⑲坂本勇人(15~22年)⑳岡本和真(23年~)
空白の期間もあるが、1935年からの歴代主将の跡を継ぐ第20代岡本主将。阿部新監督の下、岡本主将がV奪回のためにナインにどうリーダーシップを発揮するか、注目されます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。