米大リーグの各球団のゼネラルマネージャー(GM)が集まる「GM会議」が7日(日本時間8日)から3日間の予定で、アリゾナ州スコッツデールで始まりました。
「GM会議」は、リーグ運営の改善点などを話し合うために毎年、この時期に開催され、選手との契約交渉の時期と重なるため、注目選手の去就も大きな話題となります。
エンゼルスのミナシアンGMは、フリーエージェント(FA)となった大谷翔平選手について「うちはプレーするのに望ましい場所だと思っている」と、残留に期待していました。ヤンキースのキャッシュマンGMは、オリックスからポスティングでメジャー移籍を目指す山本由伸投手について「素晴らしい才能の持ち主」と、獲得に意欲をのぞかせていました。
一方、米大リーグの移籍情報サイト「トレード・ルーモア」は、今オフのフリーエージェント(FA)選手トップ50人の移籍先を予想しました。
3人の記者が予想する形式だが、1位は大谷で、3人ともドジャースを新天地に挙げていました。3位は山本で、ヤンキース2票、ジャイアンツ1票。DeNAからポスティングでメジャー入りを狙う今永昇太投手は10位で、カブス2票、エンゼルス1票。
メジャー8年の契約を終えてFAとなったツインズの前田健太投手は25位で、メッツ、ツインズ、オリオールズが1票ずつ。海外FA権を行使する見込みの楽天の松井裕樹投手は43位で、カブス、ジャイアンツ、カージナルスが各1票。オリオールズからFAになった藤浪晋太郎投手と、日本ハムからポスティングで挑戦する上沢直之投手は、トップ50に入りませんでした。
こうした選手以外にも、今年6月にレンジャーズを退団した筒香嘉智外野手の移籍先も気になります。来季も米国に残るのか、それとも日本のプロ野球に復帰するのか、こちらも注目されます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。