米大リーグワールドシリーズ第2戦は28日(日本時間29日)、テキサス州アーリントンで行われ、ダイヤモンドバックスが先発全員安打の猛打で、レンジャーズを9ー1と圧倒し、対戦成績を1勝1敗の五分に戻しました。第3戦は30日(同31日)、舞台をアリゾナ州フェニックスに移しで開催されます。
ダイヤモンドバックスは4ー1と3点リードの八回、二死満塁で、打席にケテル・マルテが立ちました。前夜は2点リードの九回に同点2ランを浴び、延長十一回にはサヨナラ本塁打を打たれて勝ち試合を落としただけに、何としても1点でも多く追加点を入れたいところ。
マルテは、ここまでこの試合は無安打だが、前日まではポストシーズン(PS)17試合連続安打の連続PSタイ記録をマークした「絶好調男」なだけに、期待されました。
期待通り、マルテは二遊間をゴロで抜ける2点適時打を放ち、レンジャーズを突き放しました。
これでマルテはPS18試合連続安打のメジャー新記録を達成。過去に樹立したのは、1956年〜58年のハンク・バウアー(ヤ ンキース)、98、99年のデレク・ジーター(ヤンキース)、2003、04年のマニー・ラミレス(レッドソックス)という大リーグ史に名を連ねるような偉大な打者ばかり。それを超える記録をマルテは成し遂げたのでした。
また、マルテはPSデビューの17年の最初に出場した試合から安打を放ち、自身が持つPSデビュー戦からの連続試合安打も「18」に伸ばしました。ちなみに、過去の記録は1995、96年のマーキス・グリッソム(ブレーブス)の15試合でした。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時代から藤田、長嶋、原監督の時代まで、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。