米大リーグ、ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦のアストロズ対レンジャーズ戦が15日(日本時間16日)、ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われ、レンジャーズが2-0でアストロズを破り、先勝しました。

 この試合は、74歳のダスティ・ベイカー監督が率いるアストロズと、68歳のブルース・ボウチー監督が指揮するレンジャーズという、メジャーを代表する名将同士の対戦。両監督とも26シーズンの監督経験があり、歴代7位の2183勝のベイカー監督に対し、ボウチー監督は歴代10位の2093勝。通算2000勝以上の監督同士がプレーオフで対戦するのは、2009年の地区シリーズでのカージナルスのトニー・ラルーサ監督(当時2552勝)とドジャースのジョー・トーリ監督(当時2246勝)に次いで史上2組目です。

 また、両監督がプレーオフで対戦するのは12年の地区シリーズ(ベイカー監督はレッズ、ボウチー監督はジャイアンツ)以来2度目。ポストシーズンの監督勝利数は、ベイカー監督が54勝、ボウチー監督は50勝となりました。

 ゲームは、レンジャーズが二回、一死二塁からハイムの中前適時打で1点先取ると、五回にはタベラスのソロ本塁打で追加点。2点のリードを4投手の完封リレーで守り切り、レンジャーズはポストシーズン負けなしの6連勝をかざりました。 

 ベイカー監督は昨季、監督として自身初のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、今季は連覇を狙っています。ボウチー監督はジャイアンツ監督時代に3度のワールドシリーズ制覇を達成しており、4度目、ア・リーグの監督としては初のチャンピオンリングを目指しています。レンジャーズ先勝のこのシリーズ、結果は如何にーー。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。