米大リーグ、両リーグの地区シリーズ3試合が11日(日本時間12日)、各地で行われ、前田健太のツインズは本拠地でアストロズに2-3で敗れ、対戦成績が1勝3敗となって敗退が決定。菊池雄星のブルージェイズ、藤浪晋太郎のオリオールズも既に敗退しており、日本人メジャーの今季は終了しました。

 前田は、プレーオフの先発ローテーションから漏れ、リリーフで2試合に出場。第1戦では2本の適時打を浴びて2失点。第3戦もタイムリーを打たれ、結局、2試合4イニングで被安打6、3失点と、不満足な内容で終了しました。

 菊池は、ワイルドカードシリーズ第2戦に2番手として、プレーオフ初登板したが、無死一塁の状況から内野安打と四球で無死満塁とピンチを広げ、適時打と併殺の間の失点で計2失点。ブルージェイズは0-2で敗れ、実力を出せないまま敗退しました。

 藤浪は、地区シリーズの登録枠の当落線上にいたが、登録から外れてしまいました。オリオールズが勝ち進めば、新たに登録という可能性もあったが、地区シリーズ3連敗で敗退し、プレーオフ出場は叶いませんでした。

 大リーグは地区シリーズの後、優勝決定シリーズ、ワールドシリーズと進みます。ワールドシリーズ終了後には、大谷翔平(エンゼルス)、前田、藤浪の3人はフリーエージェント(FA)となるため、その去就が注目されます。

 また、各賞も次々に発表されるが、大谷のア・リーグ2度目のMVPはあるか、千賀滉大(メッツ)のナ・リーグ新人王はどうか、吉田正尚(レッドソックス)のア・リーグ新人王は、などに焦点が当たっていくでしょう。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。