米大リーグのワイルドカードシリーズが3日(日本時間4日)、各地で4試合が行われ、前田健太所属のツインズと菊池雄星所属のブルージェイズの試合は、ツインズが3-1で勝利。ツインズのプレーオフでの勝利は2004年以来19年ぶりで、連敗を18でストップさせました。

 ツインズは一回一死一塁、「3番、指名打者」で出場した新人ロイス・ルイスが左翼席に2ランを打ち、先制。ルイスは三回にも右翼席にソロ本塁打を放ったが、ポストシーズン最初の2打席で連続本塁打を打ったのは、08年のエバン・ロンゴリア(レイズ)以来、史上3人目の快挙でした。

 ツインズは3点のリードを、ア・リーグ4位の防御率3.87を誇る投手陣と、リーグで2番目に少ない66失策の守備陣で守り切りました。

 先発のパブロ・ロペスは制球良く打たせて取る投球を心掛け、5回2/3を5安打、1失点の好投を披露。リリーフ陣も登板した4投手が持ち味を発揮、4人合計で3回1/3を1安打、1死球、無失点に抑えました。守備でも、中堅手のマイケル・テーラーが前進してのダイビングキャッチや、本塁打性の当たりをジャンプ一番好捕するなどファイプレーを連発しました。

 前田、菊池の両投手は、この試合では出番はなかったが、2人ともリリーフ投手としてスタンバイしており、今後、登板の機会が出てくると思われます。

 なお、ツインズのポストシーズンの18連敗は、MLBだけでなく、北米4大スポーツの中でも最も長く、MLBでは次がレッドソックスの13連敗。4大スポーツではNHLのシカゴ・ブラックホークが記録した16連敗。ツインズは、この不名誉な記録を、ようやくストップさせることができました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。