米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は、出場135試合で今季を終了しました。チームは3試合を残しているが、投打合わせて大谷の「チーム11冠」がほぼ確定しました。

 投手としては、8月23日に「右肘靭帯損傷」が発覚したため、「チーム最多勝」の10勝のみに終わったが、打者としては他の野手を寄せ付けない成績を残しました。

 まず、「本塁打」。44本はア・リーグ全体でも2位に6本差を付け、初のタイトルは確定的。ただ、自身としては2021年の46本に及ばず、打者に専念する見込みの来季に自己記録の更新を期待しましょう。

 次に「打率」。3割4厘は、現時点でア・リーグ3位で、自身初の3割到達。これで来季の目標に「三冠王」を挙げても、決して夢ではなくなったことは間違いありません。

 「打点」は95。これも、一時リーグトップに2点差の3位など、タイトルに手の届く力を付けています。

 このほか、「151安打」、「8三塁打」、「91四球」、「20盗塁」、「出塁率.412」、「長打率.654」、「OPS(出塁率+長打率)1.066」の合計10部門でチーム1位となりました。唯一、トップに立てなかったのは「二塁打」だが、26本はレンフロー、ドルーリーに次ぐ3位でした。

 ア・リーグ全体を見ても、「本塁打」、「四球」、「出塁率」、「長打率」、「OPS」は1位で、大谷の打撃の凄まじさだけが注目されたシーズンでした。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。