米大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星は24日(日本時間25日)、敵地でのレイズ戦に先発、4回、3失点で勝敗は付かなかったが、投球回が162回2/3となって、規定投球回(チーム試合数×1・0)の「162回」をメジャー5年目で初めて超えました。
調子は良くなく、4回を投げ、投球数73、今季ワーストの9安打を浴び、失点3。5-3と2点リードしていたが、四回終了時点で降板し、5回を投げ切れなかったため、11勝目は飾れませんでした。チームは9-5で勝ち、ワイルドカード枠での出場を狙うプレーオフに前進しました。
菊池は2019年、メジャー1年目のマリナーズ時代の投球回数はなんと「161回2/3」で、規定投球回にあと1アウト足りないだけでした。翌20年は13イニング、21年は5イニング足りず、昨季はリリーフに回った時期が長かったため、「100回2/3」しか投げられず、なかなか目標到達となりませんでした。
しかし、今季は10勝6敗と、メジャー初の2けた勝利もマークしており、あとはプレーオフで登板することが、目標として残っています。
メジャー日本投手で、規定投球回に達したのは、1995年の野茂英雄(8度)が最初で、その後、伊良部秀輝(2度)、吉井理人(3度)、マック鈴木(1度)、大家友和(3度)、石井一久(1度)、松坂大輔(2度)、黒田博樹(6度)、ダルビッシュ有(7度)、岩隈久志(3度)、田中将大(3度)、前田健太(1度)、大谷翔平(1度)がマークしています。今季は菊池のほか、1年目の千賀滉大があと2アウトで達成します。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。