米大リーグは21日(日本時間22日)、各地で行われたが、全チームが残り10試合以下となった最終盤で、プレーオフ(PO)進出をかけた熾烈な争いが繰り広げられています。
ナ・リーグは、東地区のブレーブスと西地区のドジャースが地区優勝を決め、プレーオフ進出が決定。中地区は1位ブリュワーズ、2位カブスとも残り9試合でゲーム差は「8」。ほぼブリュワーズの地区優勝は決まりでしょう。
こうなると、POに進出する残り3チームはワイルドカードで決まります。21日時点で、ワイルドカード争いの1位はフィリーズで84勝69敗。2位は3ゲーム差で81勝72敗のダイヤモンドバックス。3位は2ゲーム差で79勝74敗のカブスとマーリンズが並んでいます。5位は0・5ゲーム差で79勝75敗のレッズ。この5チームから3チームがPOに進めますが、鈴木誠也が所属するカブスが勝ち抜けるか、注目されます。
ア・リーグは、3地区ともまだ優勝は決まっていないが、東地区1位の藤浪晋太郎が所属する95勝58敗のオリオールズと、2位の94勝60敗のレイズは、PO進出が決定。両チームのゲーム差は「1・5」で、最後まで地区優勝争いはもつれるでしょう。中地区は、前田健太が所属するツインズが81勝72敗で1位で、2位の73勝81敗のガーディアンズにゲーム差「8・5」を付けており、PO進出は固いでしょう。
西地区は大混戦で、1位のアストロズが85勝68敗で、2位が0・5ゲーム差で84勝68敗のマリナーズとレンジャーズが並んでいます。こちらも最後まで予断を許さないでしょう。
ワイルドカード争いは、東地区の1,2位争いの2チームのうち、地区優勝を逃したチームがPO進出が決まっているため、残りは2チーム。西地区の地区優勝を逃した2チームと、85勝68敗で菊池雄星が所属する東地区3位のブルージェイズの争いとなります。
昨季は、パドレスのダルビッシュ有がPOで活躍したが、今季は藤浪以外に何人の日本選手がPOでプレーするか、興味は尽きません。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。