米大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星は19日(日本時間20日)、敵地でのヤンキース戦に先発し、メジャー初の二けた勝利となる10勝目を挙げました。ツインズの前田健太も敵地でのレッズ戦に先発し、5回を1安打、無失点の好投で6勝目。エンゼルスの大谷翔平はロサンゼルスの病院で、前回の手術と同じ医師のニール・エラトロッシュ氏による「靱帯を損傷した右ひじの手術」を受け、「無事成功しました」と大谷自身のインスタグラムで綴られました。
菊池は五回まで4安打1失点、4-1とリード。しかし、六回の先頭打者に初の四球を与えた後、左首付近に違和感を訴えて交代。後続の投手が続く打者を抑え、結局7-1で勝利し、菊池は10勝目(6敗)を挙げました。
前田は、三回までパーフェクト投球。四回、二死から二塁打、四球で初のピンチを迎えたが、後続を封じ、結局、5回を83球、1安打、8奪三振の好投で7-0の勝利を収め、4年ぶりの3登板3連勝を飾りました。
大谷について、執刀した医師は「打者としては来季の開幕から、投手としては2025年のシーズンに投げられる」と説明しました。大谷にとって2回目となる右ひじの手術は、8月23日に靱帯の損傷が明らかになってから約1か月後、今月16日にシーズンを終了してからわずか3日後の決断でした。
大谷は前回手術を決断した5年前と同様、100%の状態でマウンドに戻るために、1年以上に及ぶ長いリハビリを選択したと見られます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。