米大リーグ、オリオールズの藤浪晋太郎は17日(日本時間18日)、本拠地でのレイズ戦に5番手で登板して7試合連続無失点の投球で5-4のチームの勝利に貢献。この結果、オリオールズは7年ぶりとなるワイルドカード以上でのプレーオフ進出を確定、藤浪はメジャー移籍1年目で大舞台登板の権利をつかみました。

 藤浪は2-3と1点リードされた九回、5番手で登板し、最速163・3キロの速球と鋭い変化球で2/3回を1安打、1四球、1三振、無失点に抑え、勝敗は付かなかったが、防御率は6・90、9月の防御率は0・00と、好調を維持しています。試合は延長十一回、オリオールズが5-4でサヨナラ勝ちし、ア・リーグ東地区優勝へのマジックも「10」としました。敗れたレイズも、5年連続のワイルドカード以上でのプレーオフ進出を決めました。

 藤浪は6月にアスレチックスからトレードで加入。移籍後は主に中継ぎで25試合に登板し、2勝0敗2セーブ、防御率3・76をマークしています。試合後、藤浪は「TAKE OCTOBER」(10月へ行こう)とプリントされたTシャツを着用し、初めてのシャンパンファイトを楽しんで、「メジャーで長くいても経験できない状況で投げられることに、すごい喜びを感じています」と話していました。

 日本選手所属チームでは、前田健太のツインズがア・リーグ中地区の首位をキープ。鈴木誠也のカブスと菊池雄星のブルージェイズは、ともにワイルドカード争いを演じています。ナ・リーグでは東地区のブレーブスと西地区のドジャースが既に地区優勝を決めています。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。