野球のU-18ワールドカップ(W杯)の2次リーグは8日、台湾の天母野球場で行われ、前回3位で初優勝を目指す高校日本代表は、プエルトリコを10-0と五回コールド勝ちし、通算3勝1敗で決勝進出を果たしました。
日本は一回一死二、三塁から武田陸玖(山形中央)の右前2点適時打で先制。三回にも1点加え、四回は二死一、三塁から緒方蓮(横浜)の中前適時打。さらに五回は寺地隆成(明徳義塾)の2点適時打や森田大翔(履正社)の適時打で一挙に6点入れ、試合を決めました。投げては、先発の東恩納蒼(沖縄尚学)が五回まで一人の走者を出さない完全投球で、付け入る隙を与えませんでした。
「U-18野球W杯」は、1981年に米国で第1回大会が開催されました。しかし、開催時期が夏の甲子園と同時期だったことで、甲子園出場選手を含んだ全日本チームとして出場したのは、9月開催となった2004年の第21回大会が初めてでした。
この時の日本代表監督は渡辺元智(横浜)で、その後は小倉全由(日大三)、西谷浩一(大阪桐蔭)、小枝守(拓大紅陵)、永田裕治(報徳学園)が務め、今回は馬淵史郎(明徳義塾)が指揮を執っています。
国別優勝回数を見ていくと、1位がキューバの11回、2位が米国の10回、3位が韓国の5回、4位がチャイニーズタイペイ(台湾)の3回、5位がカナダの1回で、日本は、準優勝が3回で、まだ優勝はゼロです。
B組の日本は、4試合を終えて3勝1敗だが、日本は9日の台湾戦に敗れて米国に3勝2敗で並ばれても、直接対決で勝っているため決勝(10日)進出と台湾との対戦が決まりました。
初優勝を目指す日本代表にエールを送りたいものです。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。