巨人の岡本和真は1日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦に「4番、一塁手」で4試合ぶりに復帰し、二回、史上114人目の通算200号を達成しました。27歳2か月での200号は、史上6番目の若さでの記録樹立となりました。

 体調不良のため、8月29日に特例2023で出場選手登録が抹消され、この試合が4試合ぶりのスタメン復帰の岡本。

 二回、この回の先頭打者として打席に立った岡本は、DeNA先発の左腕・東克樹の初球チェンジアップを右翼席に運び、先制の35号本塁打、通算では史上6番目の若さとなる200号となりました。

 最年少200号ランキングのベスト10は以下の通りです。

①清原和博(西武)1992年・24歳10か月

②王貞治(巨人)1965年・25歳3か月

②松井秀喜(巨人)1999年・25歳3か月

④張本勲(東映)1967年・26歳11か月

⑤山田哲人(ヤクルト)2019年・27歳1か月

⑥岡本和真(巨人)2023年・27歳2か月

⑥掛布雅之(阪神)1982年・27歳2か月

⑥大杉勝男(東映)1972年・27歳2か月

⑨土井正博(近鉄)1971年・27歳7か月

⑩筒香嘉智(DeNA)2019年・27歳8か月

 セ・リーグの本塁打争いを独走する岡本は、復帰初戦の最初の打席でアーチをかけるパワーとテクニックを披露しました。しかし、巨人は、3位争いのライバル・DeNAに3-9で敗れ、ゲーム差が3に広がっての4位となり、勝率も5割を割りました。

 クライマックスシリーズに出場するには、DeNAとの3連戦は、2勝1敗で乗り切らないと、苦しくなります。残り2試合連勝といくかどうか――巨人は正念場を迎えました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。