米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は29日(日本時間30日)、敵地のフィリーズ戦に「2番、指名打者」で出場。5打数3安打、2打点で、打点は94に伸ばし、首位のタッカー(アストロズ)に3打点差、2位のガルシア(レンジャーズ)に1打点差に迫り、本塁打王との二冠が現実味を帯びてきました。

 フィリーズの先発は、昨季、エンゼルスで同僚だった右腕・ロレンゼン。一回、無死一塁での第1打席はカウント1-1からスライダーを打って、三邪飛。

 三回の第2打席は、一死二塁、1ボールからチェンジアップを打って三塁前のボテボテのゴロ。大谷は俊足を生かして内野安打としました。

 五回の第3打席は、一死三塁、1ボールからチェンジアップをうまく拾って右前適時打。ロレンゼンとの対戦は3打数2安打、1打点でした。

 七回の第4打席は、左腕・アルバラドの初球シンカーを打って、右翼ライナー。

 九回の第5打席は、右腕・ベラッティに対し、二死二塁から2ボール後の151キロの速球をジャストミート。右中間適時二塁打となった打球は、打球速度190・8キロを計測。これは今季自己最速で、オルソン(ブレーブス)やスタントン(ヤンキース)と並び、メジャー全体でも今季最速となりました。

 また、3安打の固め打ちは11試合ぶりで、打率は3割7厘に上げました。

 しかし、エンゼルスは3試合連続の逆転負けで3連敗を喫し、今季ワーストの借金7となりました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。