米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は26日(日本時間27日)、敵地でのメッツ戦に「2番、指名打者」で出場。二塁打と三塁打を放ち、「右肘靭帯損傷」で投手としての出場はなくなっても、打撃は健在であることを強烈にアピールしました。
一回の第1打席。大谷はカウント2-1から右翼ポールわずか右に、ファウルとなったが強烈な弾丸ライナーを打ちました。打球は球場の液晶パネルを破壊。直後のスコアボードに「私たちは請求書を送りますよ。ショウヘイ」と表示されると、観客席は笑いに包まれました。仕切り直しとなった後、大谷は真ん中高めの速球を振り抜くと、打球速度176・4キロの当たりは右中間を破る二塁打となりました。
二回、二死一塁の第2打席では、右翼線を破る適時三塁打。これはリーグトップタイとなる今季8本目の三塁打で、複数安打は7試合ぶりでした。
四回の第3打席は、四球で出塁すると、すかさず二塁盗塁に成功。さらに三塁への盗塁も決めて、今季19盗塁目で、節目の20個目前となりました。
七回の第4打席が中飛に終わった後、九回は二死二塁から、両リーグ最多の18度目の申告敬遠で、両チームのファンからブーイングが起こりました。
大谷は、この試合で、自己最長記録を更新する100試合連続スタメンを達成。打撃成績は3打数2安打1打点、2四球、2盗塁で、打率は3割7厘、打点は92に上がりました。エンゼルスも連勝で、借金は4に減りました。
衝撃の発表後もスタメン出場を続ける大谷。27日(同28日)は、ナイター後のデーゲームだが、この様子だと、スタメン出場となるのだろうが、本当に大丈夫でしょうか?
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。