エンゼルスの大谷翔平は18日(日本時間19日)、エンゼルスタジアムで行われたレイズ戦に「2番、指名打者」で出場し、2022年5月9日以来、メジャー2本目となる満塁本塁打を打ちました。
一回、一死後、カウント1-1から外角のチェンジアップを打って、一塁手を強襲する痛烈な内野安打を放つと、ムスタカスの左中間二塁打で長駆本塁を踏み、同点。
1-1で迎えた二回は、二死満塁で打席に立ち、1ボールからレイズの先発右腕・ラミレスの高めに浮いたカットボールをフルスイング。やや詰まったように見えたが、打球速度164キロ、飛距離119メートルの打球が右翼席ポール際に飛び込み、本塁打王争い2位のロベルト(ホワイトソックス)に11本差を付け、ナ・リーグトップのオルソン(ブレーブス)に並ぶ43号、メジャー通算170号本塁打となりました。
大谷のメジャーでの満塁の場面での成績は、18年が4打数3安打、打率7割5分、打点10。19年は14打数2安打、打率1割4分3厘、打点8。20年は7打数0安打、打率0割、打点3。21年は5打数1安打、打率2割、打点5。22年は8打数4安打、打率5割、本塁打1、打点11。23年は8打数3安打、打率3割7分5厘、1本塁打、打点8。通算46打数13安打、打率2割8分3厘、本塁打2、打点45。
日本ハム時代は満塁本塁打はゼロで、日米通じて、この試合の満塁本塁打が通算2本目です。さらに6-6の同点で迎えた九回表の無死一、三塁で、遊ゴロトリプルプレーを完成させるという奇跡的な出来事があっただけに、球場の雰囲気は「サヨナラ勝利」だったが、結果的に6-9と、痛い痛い敗戦となりました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。