米大リーグは14日(日本時間15日)、北米各地で後半戦をスタート。日本人メジャーは、ダルビッシュ有(パドレス)が6勝目を挙げたが、大谷翔平(エンゼルス)と藤浪晋太郎(アスレチックス)は敗戦投手。打者では大谷と吉田正尚(レッドソックス)はともに5打数2安打。吉田はこれで日本人メジャー初の8試合連続マルチ安打を達成しました。

 吉田は、敵地のカブス戦に「2番、指名打者」で出場。3打席まで凡退したが、2点リードで迎えた七回の第4打席、一死無走者で3番手右腕ライターJr.が投げた外角スプリットを中前に落とし、続くターナーの中越え2ランで生還しました。さらに九回の第5打席は、無死一塁で4番手右腕アサドと対戦、フルカウントから外角のシンカーを左前に弾き返し、6月30日(同7月1日)のブルージェイズ戦から8試合連続35度目となるマルチ安打を記録しました。

 これでイチロー(マリナーズなど)が5度マークしていた7試合を抜いて日本人メジャー最多の8試合連続安打となり、球団記録の2022年のボガーツが記録した9試合連続にあと1に迫りました。打率も3割1分7厘に上げ、3位。首位ディアス(レイズ)に6厘差、2位ビシェット(ブルージェイズ)に1厘差に迫りました。

 吉田とメジャー初対決の鈴木誠也は「4番、右翼手」で出場したが、4打数無安打に終わり、連続安打試合は6で止まりました。試合は8-3でレッドソックスの勝利。

 ダルビッシュは敵地のフィリーズ戦に先発し、6回、5安打、1失点、2四球、9三振で4試合ぶりの勝利投手の6勝6敗。試合は8-3でパドレスの勝利。

 大谷は本拠地のアストロズ戦に「2番、投手」の二刀流で出場。投手は5回0/3、5安打、7三振、4四死球、5失点で7勝5敗。打者では左前打2本の5打数2安打で打率3割3厘。試合は7-5でアストロズの勝利。エンゼルスは6連敗で、今季初の借金2。

 藤浪は本拠地のツインズ戦の八回途中、3-3の同点の場面で7番手として登板、1回2/3回、2安打、3三振、2失点で5勝8敗。ツインズの前田健太は先発し、3回、4安打、6三振、4四球、3失点だったが、勝ち負けは付きませんでした。試合は5-4でツインズの勝利。

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 1984年の王監督の時から藤田長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。