米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は2日(日本時間3日)、エンゼルスタジアムで行われたダイヤモンドバックス戦に「3番、指名打者」で出場し、31号本塁打を打ちました。また11日(同12日)にシアトルで行われるオールスター戦に、投打両方で選出されたことが発表されました。
4-2と2点リードの八回二死無走者で迎えた第4打席、カウント1-2から左腕ネルソンが投げたスライダーをジャストミートすると、打球速度185・7キロ、飛距離138メートルの特大アーチを右中間席中段に運びました。この本塁打は9打席ぶりの安打で、打率3割6厘、打点68。
チームも5-2で勝利し、連敗を4で止めました。ア・リーグ西地区首位のレンジャーズが敗れたため、3位エンゼルスは首位とのゲーム差を6に縮めました。
大谷は、リーグ最多得票を得たファン投票で指名打者としてのスタメン出場が既に決まっているが、この日投手としても選手間投票5位で選出されました。
2021年、「1番、投手」として史上初めて投打両方で球宴の舞台に立つと、打者では2打数無安打ながら、投手では出場投手最速の161・3キロをマークするなど1回を無安打無失点に抑え、勝利投手になりました。この年は日本人選手としては初めて本塁打競争にも参戦しました。
昨年は体調などを考慮して、本塁打競争と投手としての登板を見合わせたが、球宴初安打となる中前打を打っており、今年は初本塁打が期待されます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。