米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は26日(日本時間27日)、エンゼルスタジアムで行われたホワイトソックス戦に「3番、指名打者」で出場し、26号本塁打を打ちました。本塁打王争い2位のルイス・ロベルトも22号ホーマーを放ち、4本差は変わりませんでした。試合は1-1の九回、一死二、三塁からエンゼルスが相手投手の暴投でサヨナラ勝利を収めました。

 ホワイトソックスは一回、二死無走者で、ロベルトが左越え先制本塁打。これでロベルトは最近3試合、1本、2本、1本の3試合連続4本と、好調な打撃を維持しています。

 この3本差に迫るアーチを見た大谷は四回、一死無走者の場面で、カウント3-1からの5球目のスライダーを完ぺきに捉えると、打球速度180キロ、飛距離135メートルの特大弾が右中間席中段に飛び込み、同点としました。

 試合は両チームの本塁打王争いを演じる2人のソロホーマー1本ずつの1-1のまま、九回裏を迎えました。この回の先頭のマイク・トラウトが四球で出塁すると、大谷も四球を選び、一、二塁。ここでエンゼルスは果敢にダブルスチールを仕掛け、相手バッテリーがバックネット方面に投球をそらすミスもあって、無死二、三塁の絶好のサヨナラ機を迎えました。一死後、またも相手バッテリーミスの暴投で、いいスタートを切ったトラウトが本塁に滑り込み、エンゼルスがサヨナラ勝ち。ア・リーグ西地区首位のレンジャーズがこの日敗れたため、貯金6としたエンゼルスはゲーム差を5に縮めました。

 大谷は、3打数1安打、1打点、1本塁打、1盗塁。打率2割9分7厘でア・リーグ7位、本塁打26本と打点62はいずれも両リーグ1位、盗塁11でア・リーグ17位――と、好位置をキープしています。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。