米大リーグ、ロッキーズ対エンゼルスが24日(日本時間25日)、コロラド州のクアーズ・フィールドで行われ、エンゼルスが25-1で大勝しました。エンゼルスの25得点、28安打は、ともにチーム新記録を樹立しました。
エンゼルスはこの試合「7番、三塁手」にメッツからトレード移籍し、この日合流したばかりのエスコバル、「9番、遊撃手」に同日3Aから昇格したばかりのフレッチャーを入れる打線を組みました。二回、無死一塁からエスコバルが移籍初安打でつなぎ、次打者出塁の満塁からフレッチャーが昇格後初安打となる左前適時打を打ち、2点先制。内野手に故障者続出で、加わったばかりの2人の活躍で、エンゼルス打線に火が付きました。
三回、この回先頭のトラウトが2球目を、続くドゥルーリーが初球を、タイスも初球と、3球で3連続本塁打の離れ業を演じ、3点追加。さらに二死一、三塁から大谷が右前適時打を打つなど、この回4本塁打を含む10安打で13点入れました。1イニング4本塁打と13得点はいずれも球団タイ記録でした。
この後もエンゼルスは得点を重ね、終わってみれば先発全員安打、全員打点で25点奪う圧勝。しかし、8人の先発野手がマルチ安打を打つ中、大谷だけは7打数1安打1打点で、打率は2割9分4厘と4厘下がりました。
エンゼルスは最近3試合、ドジャースにともにスコア0-2で連敗、ロッキーズに八回に満塁本塁打を浴び4-7で逆転負けと、
内容の悪い3連敗を喫しました。それだけに、新たに加わった2人の活躍で連敗を止めた「記録ずくめの試合」は、今後の展開に好影響を与える可能性が大きくなった気がします。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。