米大リーグ、ツインズの前田健太は23日(日本時間24日)、敵地のタイガース戦で先発し、5回3安打無失点、2四球、8奪三振の好投で、2021年8月14日(同15日)のレイズ戦以来、678日ぶりの勝利を挙げました。
21年9月に右ひじのトミー・ジョン手術を受けた前田は、昨季の登板機会はなく、今季から復帰しました。しかし、4度の先発も0勝4敗と苦しみ、右上腕部の張りによる負傷者リスト入りで、一旦は離脱しました。そして、4月26日(同27日)のヤンキース戦以来、約2か月ぶりの登板となりました。
一回、四球と安打で無死一、二塁のピンチを迎えたが、三振と併殺打で切り抜けました。直後の二回に味方打線が2本塁打などで3点を入れると、その裏、3者連続三振。三回も2つの三振を奪い、四回は三者凡退と安定した投球を披露。しかし、五回、二死一塁で四球を許すと、ツインズのロッコ・バルデッリ監督がマウンドに行き、2番手投手もブルペンからマウンドに向かい始めました。ここで前田は続投を志願し、指揮官を説き伏せると、相手打者を空振りの三振に仕留め、ガッツポーズを見せました。これで勝利投手の権利を得た前田は、チームがスコア4-1で勝ったため、メジャー通算60勝を飾りました。
エンゼルスの大谷翔平は23日、敵地で行われたロッキーズ戦の五回、3戦ぶりの25号が飛び出し、日米通算200本塁打(日本で48本)を達成しました。この試合ではマイク・トラウトも本塁打を打ち、通算29度目の「トラウタニ弾」となったが、今季7度目で初の敗戦(スコア4-7)となりました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。