米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手は15日(日本時間16日)、敵地のレンジャーズ戦に「2番、投手」の二刀流で出場。6回を2失点に抑え、自ら22号2ランを放つなど投打の大活躍で、1か月ぶりの6勝目を挙げました。エンゼルスもア・リーグ西地区首位レンジャーズとの4連戦を3勝1敗とし、ゲーム差を4・5に縮めました。

 大谷は1点リードの三回、二死無走者から、3番ローに左中間二塁打を許し、ガルシアには右翼線二塁打を打たれ、同点。さらにハイムにも右前適時打を浴び、勝ち越しを許しました。エンゼルは四回、モニアクの適時打で同点とし、大谷は2-2の同点で六回まで投げて、中継ぎに後続を託しました。投球内容は6回、6安打、3三振、1四球、球数99。

 しかし、エンゼルスは七回、モニアクの本塁打で1点勝ち越し。大谷に勝利投手の権利が与えられました。大谷は、「1点のリードでは心細い」とばかりに、八回、無死一塁から、自ら中堅2階席に22号2ランを放ち、勝負を決めました。打球速度176キロ、飛距離135メートルの特大の一発で大谷は12試合連続安打とし、本塁打争いも2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に3本差を付けました。打率も3割1厘と、3割台に乗せました。

 投手としては、5月15日以来の6勝目(2敗)を挙げました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。