米大リーグ、エンゼルス対カブス戦が7日(日本時間8日)、エンゼルスタジアムで行われ、エンゼルスが6-2で勝ち、3連勝を飾りました。大谷翔平選手(エンゼルスは)中越え二塁打を放つなど4打数1安打に、2盗塁を決めるなど、この日も好調だったが、鈴木誠也選手(カブス)は4打数無安打に終わりました。特に痛かったのは、六回の勝ち越し機に凡打に仕留められた打撃でした。
2-2の同点で迎えた六回表、エンゼルスは160キロ超の投球を連発する快速球ルーキーのベン・ジョイス投手を2番手で投入。ジョイスは1番から始まるカブスの上位打線に、速球を主体に攻めました。1番ホーナーは三塁ゴロに仕留めたが、2番スワンソンにはストレートの四球。実は、ジョイスは2Aから3Aを経ずに一気にメジャー昇格したが、2A時代の一番の課題は制球力でした。続くハップにも四球を与え、一、二塁のピンチで打席に鈴木を迎えました。
鈴木は、164キロ、165キロの速球を打ちに行ったが、追い込まれ、スライダーがボールとなった後の4球目、外角高めの163キロの速球をたたきつけたが、打球は当たり損ねの三塁ゴロに倒れました。ジョイスは次の打者にも四球で二死満塁のピンチを迎えたが、6番マンシーニを二塁ゴロに仕留めました。その裏、エンゼルスが4点入れ、試合はそのままエンゼルスが勝ったため、ジョイスはメジャー初勝利を飾ることができました。
速球投手が制球を乱し、どこに投げてくるかわかない状況での打席は、確かに難しい場面でした。それでも、相手は大学を出たばかりのルーキー。160キロ以上の速球を投げる投手が多くいるメジャーで生き抜いていくには、課題が残る打撃でした。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。