プロ野球交流戦の巨人ー日本ハム戦が3日、東京ドームで行われ、巨人が延長十回、岡本和真選手の殊勲打でサヨナラ勝ちしました。

 2005年に始まった交流戦は、パ・リーグが好成績を収めています。昨季までの勝敗は、パ・リーグの1203勝1070敗71分け。

 順位は①ソフトバンク②ロッテ③日本ハム④巨人⑤オリックス⑥西武⑦阪神⑧中日⑨ヤクルト⑩楽天⑪広島⑫DeNAーーで、勝率5割以上は⑥西武まで。セ・リーグでは④巨人だけが勝ち越しています。

 最近3度の交流戦の成績とペナントレースの関係を見ていくと、昨年はヤクルトが交流戦で優勝し、ペナントレースでもセを制覇。21年はオリックスが交流戦優勝でパも制覇。19年(20年はコロナ禍で交流戦なし)はソフトバンクが交流戦優勝でパを制覇と、交流戦の成績が、その後のペナントレースの行方に影響したことが顕著に伺えます。

 このため、セ・リーグの中で最も交流戦の実績を残す巨人が、交流戦で好成績を収めてその後のペナントレースも勝ち抜いて行く可能性は低くはないと思われます。この日のサヨナラ勝ちで、交流戦は3勝2敗と1つ勝ち越し、ペナントレースも勝率を5割に戻した巨人。得意の交流戦で上昇気流に乗れるか、注目されます。

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 1984年の王監督の時代から藤田、長嶋、原監督の時代まで、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。