米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は1日(日本時間2日)、敵地でのアストロズ戦に「3番、指名打者」で出場し、1安打だったが、本塁打は3試合ぶりにゼロに終わりました。それでも今季の本塁打数は4月7本、5月8本の計15本(ア・リーグ2位)で、46本打った2021年と同じペース。4月6本、5月12本の計18本で1位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)らとの本塁打王争いは、優勝争いとともに注目が集まります。
大谷の21年の本塁打ペースは、4月8本、5月7本で、5月までは今季と同じ15本。その後を見ると、6月13本、7月9本、8月5本、9月・10月4本の合計46本でした。この年のア・リーグ本塁打王は、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)とブラディミール・ゲレロ(ブルージェイズ)がともに48本で獲得し、大谷とは2本差でした。
一方、昨季、62本のア・リーグ新記録で本塁打王となったジャッジは、4月6本、5月12本、6月11本、7月13本、8月9本、9月・10月11本の計62本でした。ジャッジは昨季はア・リーグ新記録だったため、今季はメジャー新記録を狙いたいところだが、メジャー記録は2001年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)の73本。この年の月別本塁打数は、4月11本、5月17本、6月11本、7月6本、8月12本、9月・10月11本の計73本でした。
米大リーグで、最も関心が高い記録は本塁打王で、ファンが最も好きな選手は本塁打を多く打つ選手、遠くへ飛ばす選手です。大谷が打撃部門で獲得する可能性が一番高いのも本塁打王。大谷、ジャッジ以外にも長距離打者が数多くいるメジャーの中で、だれが秋に栄冠を手にするか、今からワクワクします。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。