米大リーグは30日(日本時間31日)、北米各地で行われ、出場した日本人メジャー6人がすべて活躍するという、「記念日」になりました。
まず投手3人。メッツの千賀滉大は、本拠地で行われたフィリーズ戦に先発。メジャー移籍後最長の7回を投げて1安打、4連続を含む9奪三振、無四球、無失点で、5勝目を挙げました。三回にクレメンスに浴びた1安打の後は、14人の打者を連続で凡退させる、ほぼ完ぺきな投球内容でした。
ブルージェイズの菊池雄星は、本拠地のブリュワーズ戦に先発し、5回を投げて3安打、4奪三振、5四球の2失点で6勝目を挙げました。この勝利で日米通算100勝目、メジャー通算500奪三振を達成しました。
アスレチックスの藤浪晋太郎は、本拠地のブレーブス戦で、1-1で同点の九回表二死から4番手で登板し、ライリーを捕邪飛に打ち取りました。その裏、チームはサヨナラ勝ちし、メジャー2勝目が付きました。
次に打者3人。エンゼルスの大谷翔平は、敵地でのホワイトソックス戦に「3番、指名打者」で出場。四回、5試合ぶりとなる13号ソロホーマーを放ち、メジャー通算140号を記録しました。
レッドソックスの吉田正尚は、本拠地でのレッズ戦に「4番、左翼手」で出場。九回に適時二塁打を打つなど4打数3安打で、今季20度目のマルチ安打をマーク、打率も3割1分3厘に上げました。
カブスの鈴木誠也は、本拠地のレイズ戦に「4番、右翼手」で出場。4試合ぶりのマルチ安打となる3打数2安打で、打率を2割8分8厘に上げました。
投手3人はいずれも勝利投手、打者3人は本塁打、3安打、2安打と、全員結果を出しました。テレビのスポーツニュースや新聞、ネット速報などを見たり読んだりすることが楽しくなる、充実した一日でした。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。