米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手は24日(日本時間25日)、エンゼルスタジアムで行われたレッドソックス戦で、12号ソロ本塁打を放ち、本塁打争いトップタイのアーロン・ジャッジ選手(ヤンキース)らの14号に2本差に迫りました。試合はエンゼルスが7-3でレッドソックスに快勝し、このカード3連勝、その前のツインズ戦を含めて4連勝を飾りました。

 大谷は前日の練習で、4月18日(同19日)のヤンキースタジアム以来の屋外でのフリー打撃を行いました。その時のヤンキース戦ではアーチをかけたが、前日は本塁打を打てませんでした。しかし、屋外フリー打撃の翌日の試合の三回、左腕のジェームズ・バクストン投手から2球目の高めのカットボールを左中間席に運びました。打球速度は170・1キロ、飛距離121・3メートルで、左投手からは今季3本目の本塁打でした。

 また、四回には同僚のマイク・トラウト選手が大谷に並ぶ12号2ランを打ちました。「トラウタニ」と呼ばれるエンゼルスの2人のアベック本塁打は今季4度目、通算26度目で、今季の4試合は全て勝利につながっています。

 エンゼルスは、この試合が13連戦の最終戦で、7勝6敗と、1つの勝ち越しで終えることができました。エンゼルスはこの勝利で、今季28勝目(23敗)を挙げたが、実は昨季は27勝目から28勝目まで2週間かかり、その間14連敗して、優勝争いから離脱しました。今季は1日で27勝→28勝を成し遂げるとともに、13連戦の勝ち越しも最終戦の勝利で決めました。

 打撃陣は大谷、トラウトが好調なのに加え、移籍選手の活躍、若手選手の台頭で、得点力が上がっています。投手陣も先発、中継ぎ、抑えとも、13連戦後半には整備されつつあり、投打のかみ合わせが良好な状態となっています。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。