プロ野球、巨人ーDeNA戦が24日、東京ドームで行われ、巨人はエース戸郷翔征投手の5安打、6三振、無四球、127球無失点の好投と主砲岡本和真選手が二回に放った左翼席上段に入る9号本塁打で、1-0の完封勝利を飾りました。
巨人の日本人投手の「1-0の完封勝利」は、2020年の菅野智之投手が達成して以来3年ぶり。その前は17年で、同じく菅野。その前は05年の上原浩治投手で、「1-0」がいかに難しいかがわかります。また、23歳1か月以下でマークしたのは、1995年の河原純一投手(22歳5か月)以来。一方、戸郷の完封勝利は、22年7月12日の阪神戦(甲子園)で「4-0」で勝利して以来2度目で、本拠地の東京ドームでは初めて。戸郷は1-0の完封について「気持ちいいですね。今日は1-0で勝つと思いながら投げていました」と、満面の笑みを浮かべていました。
巨人の1点は、岡本の本塁打。岡本は前日の第4打席から2打席連続で、今季初の3戦連発も記録。第9号はリーグトップタイとなりました。初球のストレートを迷いなく仕留めた岡本は「打てるところに投球が来たら、思い切っていこうと思ったので、打ててよかったです」と、満足そうな表情を見せていました。
WBC「侍ジャパン」で世界一に貢献した2人が、投打で活躍して「1-0完封勝利」を成し遂げました。最近は、大谷翔平選手(エンゼルス)や吉田正尚選手(レッドソックス)といった「侍ジャパン」のメジャー選手に注目が集中する傾向にありますが、日本のプロ野球選手にも「侍がいる」ことを戸郷、岡本の両選手がアピールしました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。