エンゼルスの大谷翔平選手は18日(日本時間19日)、敵地で行われたオリオールズ戦で、一回に先制10号本塁打を放つと、同点の八回には二死満塁から決勝の一塁内野安打を打ち、6-5の勝利の立役者となりました。2桁本塁打は3年連続5度目で、三回に10号アーチをかけたマイク・トラウト選手とのアベック本塁打は今季3度目、通算25度目。エンゼルスは借金生活から逃れ、貯金を1としました。
「3番、指名打者」で出場した大谷は一回、二死無走者からタイラー・ウェルズ投手の外角高めのチェンジアップを引っ張ると、打球は右中間フェンスをわずかに超える10号ソロホーマーとなり、今季30打点となりました。三回にはトラウトも左中間に10号2ラン。その後、3点のリードを追い着かれ、一旦1点リードしたものの、2点取られて逆転されました。そして八回、ジョバンニ・アーシェラ選手の適時打で同点とした後の二死満塁で第5打席が回ってきました。ここで代わった左腕ダニー・クーロム投手から大谷は一、二塁間に強いゴロを打つと、一塁手が横っ飛びで捕ったが、投手のカバーより大谷の足が速く、1点勝ち越し。試合はこのままエンゼルスが逃げ切りました。
なお、大谷とトラウトが本塁打を放った後に被った「兜(かぶと)」だが、エンゼルスに提供している日本の会社が、新品を提供すると発表しました。従来の兜は先端が尖っているため、けがをする恐れがありました。この不安を払しょくし、色もチームカラーの赤を主体にしたそうです。「ニュー兜」がいつから披露されるのか、最初に被るのは大谷か、話題は尽きないようです。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。